あなたは毎日しっかり働けていないかもしれません

By in

本来の成果を出せていますか?

最近は寒暖の差が激しく、体調管理が大変です。
体の調子が悪いと、どうしても仕事の能率が落ちますね。
このように通常通り仕事をしていながら、何らかの理由で本来の成果が出ていないロスがあります。
実はその損失が、欠勤することによって発生するコストの7.5倍あるという統計データがあります。 

 

「熱が出たけど、仕事は休まずに頑張ろう」というものから、花粉症や二日酔い、「休み明けはやる気が出ない」「こんな仕事は嫌」という思いをいだきながら休まず働いている人が居ます。
このように出社しているのに、
本来の生産性が発揮できてない現象を「プレゼンティーイズム(Presenteeism)」と呼びます。

 

「この程度のことはよくあること」と思うかも知れませんが
「1人あたり月平均で、平日2~3日は全く働いていない」という計算になるので、
そうとも言っていられません。

 

効率が悪いのは会社の損失で本人は関係無いように見えますが、本人のやるべきことは変わりませんから、
結局自分でリカバリーしないといけなくなってしまいます。
したがって、プレゼンティーイズムが発生すると本人もストレスを増加させてしまいます。

 

では、どうやってこれを改善したらいいでしょうか。

 

会社や職場として必要なこと

まず、会社や職場として、基本的に次の2つのことが必要です。

・病気のときは出社しない
・社員に自宅で個人的な問題に対処する機会を与える

病気のときは出社しない

重要なポイントは、「病気のときには出社するプレッシャーを感じさせないようにする」ことです。
私のように「軽い風邪なんかで会社は休んではいけない」「多少無理するのは美しい姿」というような古い人間もいますので、明確に「風邪のときに出社して病原菌をまき散らすとは非常に無責任で失礼だ」という考え方を徹底することも必要です。

 

社員に自宅で個人的な問題に対処する機会を与える

長い人生において個人的な問題はつきものです。
そのような問題は必ず起こり、心理的、肉体的にも負担が発生するのは当然です。
こんな時に、会社で、個人的な理由での欠勤と病気による欠勤を差別しないということが大事です。
これにより、社員は私的な問題を解決するために家にいやすくなります。

もともと、休みを取るために、その理由を告げる必要はないのです。
よく休暇届けに理由欄がありますが、「私用」とだけ記載すればよく、
法的には上司もいちいち説明を求めてはいけないのです。

 

個人として必要なこと

次に、各個人はどうすれば、仕事の効率を落とさないように肉体的・精神的な健康を維持できるかです。
こちらも2つポイントがあります。

・睡眠障害
・良好な人間関係の存在

 

睡眠障害

1つ目の「睡眠障害」は、いわゆる寝不足です。
「なんだ、寝不足か~」と軽く考えてしまうかもしれませんが、寝不足によるモチベーションの低下や身体の不調は、1日や2日で発生するものではありません。
数ヵ月から半年以上の蓄積によって発生してくるものです。
この影響は、心理的なものだけでなく肉体的な障害が着実に、そして、気づかない程度に徐々に蓄積していきます。
そのため病院へ行ったり、誰かに相談するタイミングが見つからず放置してしまいます。
同様に継続的な緊張感や不安感のようなストレスが長期間に少しずつ蓄積していく場合も同じです。

朝起きたときに「疲れが取れてないな」と毎日感じる場合は、要注意です。
睡眠は疲労を回復する非常に重要な要素ですので、「夜眠れない」場合の対策は、前回のブログに記載しましたので参考にしてみて下さい。

 

良好な人間関係の存在

もう1つは「良好な人間関係の存在」です。
これは、皆と良好な関係を作りなさいという意味ではありません
自分の悩みや思いを「話せると思える人がいる」ということです(一人いれば十分)。
もちろん、会社の内外に関係ありません。家族でも良いのです。

 
その人は、自分の悩みを解決できる必要ありません。
もっと言えば、そのことを話さなくても良いのです。
違った話題でも「心置きなく話せる人がいる」ことが大事です。
ただ「自分の考えをしっかり聞いてくれる」と思える人がいることです。

このような人がいると、自分の心理的なショックアブソーバーとなります。
昔から「不幸は人と分かち合うことで負担が半分になり、幸福は人と分かち合うことで倍になる」と言います。
まさしく、このように「分かち合える人の存在」が自分にエネルギーを与えてくれます。